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カンジダは口の中にも出来るって本当?

2020年02月25日
葉の上にあるカプセル

口腔内疾患の種類の一つとして挙げられるものとして、真菌の一種であるカンジダ菌によって主に口の中に発生するのが口腔カンジダ症です。真菌による感染症は成人した大人だけが感染するものではなく、乳幼児であろうと感染することがあります。症状は皮膚や消化管、口腔などに集中して出てくるのも特徴です。間違われやすい症状として口内炎がありますが、それとはまったく違います。

カンジダ菌はもともと口腔内に存在する常駐菌なので、免疫力が高い健やかな状態であれば、基本的に発症することは無いです。体力の低い乳幼児や年配の人などをはじめ、がん治療で著しく体力のない状態や、常に血糖値の高い不安定な老尿病患者などはその限りではありません。体内で戦う抵抗力が過度に不足をしていますので、体内で真菌は増殖をします。

鏡で口の中を観察した時に、口蓋や舌を見てみると、いつもとは異なる違和感を感じるはずです。口内に白いまるで苔のように見える膜の付着が白苔です。無理やり剥がすべきではなく、もしも剥がしてしまうと出血をしますし、赤みを帯びて腫れてしまいます。ただれることもあれば、自分の舌に強い萎縮や腫れが出ることもあるため、口の中はとても不快な状態です。

本人の自覚症状が強く出るようになると、今度は食事をしても味覚が変になったり、舌の痛みを頻繁に感じるようになることもあります。痛みや味覚に関しては寝たきりの患者さんや、身体の不自由な高齢者に多くみられる傾向です。

症状の相違があるのも口腔カンジダ症であり、大きく4つに分けることができます。急性偽膜性に、それから慢性肥厚性と慢性萎縮性の分類です。老人や小児によくあるのが急性偽膜性ですが、日頃からステロイド薬を使う患者さんも油断はできません。がんの化学療法や放射線治療、腎不全を患う人などは、感染防御機能と免疫低下で発症しやすいです。

長期的なステロイド薬及び抗菌薬投与で起こりやすいのが急性萎縮性であり、成分の影響で口腔内の常在菌がアンバランスになります。そのため起こりやすくなり、灼熱感や痛みも伴うのも特徴です。
慢性的に症状が起こるのは慢性肥厚性であり、義歯性口内炎とも呼ばれるのが慢性萎縮性カンジダ症になります。

口腔内にも起こることのある症状ですが、男性でも感染するリスクはゼロではありません。男性の性器は露出をしているので、女性よりも通気性が良く、本来であれば真菌の好む環境ではないものの例外もあります。包茎がその一つであり、性器が露出をしておらず常に皮で覆われているため、通気性の悪い環境となっているからです。

ジメジメした湿気のある場所を好むのがカンジダの特徴でもあり、男性の包茎の状態は増殖をするのに適しています。ステロイド剤投与をしていたり、糖尿病患者の男性も感染する確率が、健康な人よりも高くなるため注意が必要です。包皮や亀頭に赤みを帯びた炎症を起こしたり、性器に痒みを感じる症状が出てきます。